相互実習の重要性と必要性

「患者の感覚」と「指先の感触」をリアルに学ぶ

IDMAの講習は、確かな学問的基礎の上に成り立っています。

1day講習では、法規・解剖・薬理・安全管理など、臨床に必要な知識と技術を体系的に習得します。
まずこの土台があるからこそ、安全に麻酔を行うことが可能になります。
そのうえで、IDMAでは「総合実習」という実践の機会を設けています。

本実習では、衛生士同士が実際に人体に麻酔を行うことで、模型では得られない「実施する感覚」と「患者の感覚」を同時に体験します。
自分自身が麻酔を受けることで、患者が感じる緊張や恐怖、痛みの瞬間を理解し、その体験が臨床の精度を大きく高めていきます。

打つ・打たれるを両方体験する意味

打つ・打たれるを学ぶ相互実習

実際に「受ける」「施す」の両方を体験することで、患者の不安や緊張を“知識”ではなく“実感”として理解できるようになります。

「痛い」「緊張する」という感覚は誰にでも起こるものであり、それを自らの体で体験することで、術前後の声かけや寄り添い方は自然と変わっていきます。

同時に、実際の人体に麻酔を行うことで、組織の感触や抵抗感、薬液の反応といった、模型では得られない臨床に直結した感覚を習得することができます。

この“体験の差”こそが、臨床における振る舞いや技術の精度に確かな違いとして現れます。

安全な環境だからこそ、挑戦できる

相互実習は、歯科麻酔認定医が立ち会いのもと、歯科クリニック(医療機関)にて実施しています。
一人ひとりの手技を確認しながら進行し、安全に十分配慮された体制の中で行われます。
また、受講前には体調管理や事前チェックを行い、安心して実習に臨めるよう環境を整えています。
こうした環境があるからこそ、受講者は安心して「初めての麻酔」に向き合うことができます。